運転中の不注意で相手の自動車を傷つけてしまったとき、その自動車は事故車になってしまいます。
だいたいの場合でぶつけた側よりもぶつけられた側のほうが被害は大きくなるわけで、そんなときは自分の心配よりも相手の心配をしなければならないのです。
まずは人命、そしてケガの有無、さらに自動車を心配するということになります。
たとえ人に何もケガがなかったとしても、相手の自動車を傷つけてしまえば気が動転してしまって当然です。
自動車を運転している人間は交通事故のニュースをいくら普段聞いていたとしてもそれは他人事であり、心のどこかで「自分が交通事故を起こすはずがない」という妙な自信を持っています。
しかし、その自信があるからこそ事故を起こしたときには頭が真っ白になってしまって、どうしたら良いのかわからなくなってしまいます。
自動車で交通事故を起こしてしまったら、たとえその度合いが軽度であってもまずはケガ人が
いるかどうかの確認、そして警察へ連絡、さらには自動車保険会社にも連絡するということが
大切になってきます。警察という第三者をまじえて冷静になって指示をもらえば、それだけ正しい対処をすることができます。
たとえ相手の自動車を傷つけて事故車にしてしまったとしても、そんなときのために自動車保険に入っているわけですから、落ち着いて考えればその対処法についてもわかるはずです。
軽度の傷ならば、その請求額は1万円ちょっとで済む可能性もあり、それならば十分負担できる金額です。
そして、それ以上の金額になってしまっても、自動車保険で何とかすることができます。
ただ、その分それ以降の自動車保険の支払額は高くなってしまうことを覚悟しておかなければなりません。
たとえ自動車の事故を起こしてしまったとしても、それだけであたふたと慌ててはいけないです。
相手の自動車も自分の自動車も事故車になってしまうかもしれませんが、それでも然るべき対処をすれば被害を最小限に抑えることができるのです。