TPP交渉など貿易に関する話題は連日ニュースで取り上げられていますが、意外と貿易関連の仕事に関する一般人の理解は低いものです ^^;
貿易というと商品を輸出したり輸入したりといったことばかりに注目が行きがちですが、実は国の経済を成り立たせるうえで非常に重要な役割を担うのが、非該当証明やマシニングのような貿易周辺の仕事だということをご存じだったでしょうか?
非該当証明とは、簡単に言えば貿易で取り扱う品物が武器や兵器など国際的な安全を脅かすものではないことを証明する手続きのことです (*^_^*)
自由貿易によって成立している国際取引ですが、すべての品物を自由に取引してよいというわけではありません。
平和を脅かすような品物を貿易取引してしまうと国際社会の安全を大きく損なってしまいますから、安全安心な取引を実現するために貿易品がルールに抵触していない品物であることを証明する手続きが重要になるのです!!
規制対象となるのは、完成した武器や兵器だけではなく武器や兵器などに転用可能な製品も含まれます。
兵器の制御に使用できるコンピューターや資材、レーダーに転用可能な魚群探知機なども規制対象品になります。
安全を保障するという意味では、マシニングと呼ばれる機械加工の技術も重要になります。
兵器や武器製造に転用可能な機械加工技術がテロリストや危険思想を持った集団にわたっては一大事です。
そのため非該当証明やマシニングに関しては国際的に厳しいルール作りが進められており、国際貿易を成立させるためには欠かせないものとなっています (^O^)/
ある国が貿易立国として成立するためには、輸出品を製造したり輸入品を販売するルートを整備するだけでは体制が整っているとは言えません。
非該当証明やマシニング等安心して貿易ができる監視体制を整備することが貿易の促進を担保し、貿易立国としての信頼獲得に繋がっていくのです。
国際取引において最も重要なものは相互の信頼関係です。
信頼を得るためには国際的なルールにのっとって非該当証明やマシニングの手続きを進め、国際間トラブルを防止するための努力を叶寝ていかなくてはいけません (^_-)-☆
中古機械の買取や販売を行っている業者も、輸出等にたずさわっているなら、上記の事が非常に大事になってきます。