ディスポ鍼は治療における感染症のリスクを格段に下げます。

ディスポ鍼とは、主に鍼灸院で鍼灸師が使用する鍼のことです。従来鍼灸師が治療に使用する鍼は使い捨てでないタイプのもので、使用後は専用の機械などを使用して滅菌してからまた再利用するというものでした。しかしながらその場合は消毒が不十分であれば、鍼灸師や患者が鍼を通して風邪などの感染症にかかってしまったり、血液を通して感染するような肝炎やエイズのウイルスなどにかかって、将来命を脅かすような病気になってしまう危険性が高かったです。また患者もかつて肝炎のウイルスの感染経路が、注射針の使いまわしなどによるものという知識を身につけていて、鍼を使用する鍼灸院での治療について不安を感じている人も多いです。

しかしながらディスポ鍼は使い捨てなのでもともと滅菌されていて、感染症の心配もなく安心して使用することが可能になります。最近ではインターネットやパンフレットなどにおける鍼灸院の紹介の際に、ディスポ鍼を使用していることをアピールして安全性が高いことを売りにしているところも多いです。
ディスポ鍼は業者に直接注文して手に入れることもできますし、インターネットを通じて購入することも可能です。ただ使い捨てということからコストは上がってしまい、治療費が高くなってしまうことも多いです。

ディスポ鍼の使用に関しては、もちろん医師もしくは鍼灸師などの専門の資格を所有した人にしかできないものですが、治療を受けるのは患者なので使用する鍼の安全性は気になるところだと思います。なので患者として鍼灸院を利用する場合は、使用している鍼についてディスポ鍼かどうかを確認して利用することで感染症への対策が万全だということがわかり、安心が得られると思います。

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