幻の栄光を追いかけた知人

知人男性の話です。高校時代は音楽、中でもギターにはまり勉強も優秀でしたが大学に行かせるお金が家になかったというので就職をしました。ただ就職先というのが大卒が多く知的労働者かつ勝気な実力主義者の集まる金融機関だったので、繊細で優しい彼はその波に飲まれてしまいました。2年ほどで退職した後は手に職をつけようと会計の予備校にいき資格を取ろうとしていました。そこでも優秀な成績を取り、そこの先生などからも一目置かれた存在となったのです。

ただそこで出会った人のなかに開業をして一攫千金を狙わないかという話をしてきて、知人男性は乗りました。開業というのは潤沢な資産と人脈があり、かつハードワークをするタフネスがないと務まらない、成功するには相当な労力と運も必要です。ただ勉強が出来る男性は、開業をしても同じように成功していくだろうという算段ではじめていきました。資産はどこからかというと、彼自身の親からでした。会社を設立してからというものの全く経営が成り立たず、早いうちから火の車に陥り、親からだけではなく、消費者金融にも手を染めていきました。

しかしいくらお金を借りても成功していくのにさまざまな要素が足りない彼らの会社は潰れてしまい多額の借金が残り、若くして多重債務者となってしまいました。彼の家には定期的に消費者金融からの電話や直接自宅に直撃を受け、恐喝をされる事態を複数回繰り返されてしまっていました。その後男性の親は一部は返したものの、三行半を突きつけて、しかも男性は既婚子持ちでしたが当然離婚。手元に借金を残した男性は自己破産の道を選ばざるを得ない状態となってしまいました。

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